物語『海人と天皇』

髪長姫伝説

首皇子と安宿媛

持統天皇の心の闇

中継ぎの女帝たち

聖武天皇の逃避行

孝謙上皇と道鏡―聖と俗のアンビバレンツー

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梅原猛著『海人と天皇―日本とは何かー』(一九九一年、朝日新聞社刊行)は推古天皇から称徳天皇にいたる女帝時代についての歴史評論の名作であるが、その内容を紹介するにあたって、歴史物語の形をとることにした。それは内容が大変物語的であり、物語にした方がテーマがよく伝わるのではないかと思われるからである。歴史解釈については大筋は梅原猛の解釈に従ったつもりであるが、物語という文学形式をとったこともあり、梅原猛の解釈からずれてしまったところもある。その箇所については注記を入れておいた。

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