この入門講義は1990年ごろ大学の講義で使用したものです。
保井温著
入門講義 社会契約の思想★ホッブズ・ロック・ルソー★
目次
一 ホッブズの人間観
ニ 自然法について
三 コモンウェルス（国家）について
四 国民の自由について
Ⅱホッブズと民主主義ー田中浩のホッブズ評価
はじめに
一 コモン・パワーについて
二 ホッブズの「代表」概念
三 主権の絶対性と「制限」
四 自然法と市民法
五 自然法の解釈権
六 ホッブズの党派的立場
七 王権神授説とホッブズ
八 信教の自由と統制
Ⅲロックの社会思想
一 ロックのフィルマー『家父長制論』批判
二 ロックの政教分離論
三 自然状態論と『人間悟性論』
四 自己労働に基づく所有
五 社会契約と多数決原理
六 立法権と政治体制
IV
ルソーの思想
第一部 『人間不平等起源論』
について
一 ルソーの論壇デビュー
二 自然状態における人間の特性
三 孤立状態から未開社会へ
四 農耕と冶金 土地私有の発達
五 共通権力の樹立