世阿弥の謡曲にみられる宗教思想
やすいゆたか著
はじめに
1.『藤戸』―英雄盛綱に騙し討ちされた漁夫
2.『蝉丸』―父醍醐天皇に捨てられた姉逆髪と弟蝉丸
3.『砧』―夫への想いが強すぎて地獄で苦しむ女
4.『檜垣』と『姥捨』―女の魂は美と官能の地獄に永劫に苦しむ