第十六章  現象学と精神分析学

 

                                            1ユクスキュル環境世界論
 

                猫に小判豚に真珠はなきものを己が欲情そそりてこそあれ

                 
                  
 

太郎:ハイデガーが『存在と時間』を書いた際に,その前提となったのが@(           )の『生物から見た世界』とA(            )18591938) の現象学だと言われていますね。

先生:@(           )は、各動物にはそれぞれ固有のB(          )があって,そこに現れる事物はあくまでその動物種の世界の構成要素として存在しているというのが,B(          )論です。「猫に小判」と言いますが猫には小判は存在しません。

花子:各動物は自分の行動様式に対応して,諸対象を何種類かの生理的状況に分類して、それに反応して生きているということですか。

先生:それぞれ完全にC(             )で,蚤にはD(         ) が存在するだけなのです。D(         )の集合がE(          )なのです。生態学(エコロジー)的に言えば,蚤はE(          ),ビーバーはビーバー的世界の全体に他なりません。

太郎:ちょっとストップ。例えば僕には、家庭があって僕の部屋とか、箸とかパジャマとかあります。通っている電車とか学校とかの世界があります。それが僕だということですか。じゃあこのシャーペンも僕ですか?僕と僕の所有物は違うでしょう。

花子:事物として捉えると太郎君の言うことも分かりますね。でもそうしたら太郎君は太郎君の身体ということになってしまうでしょう。身体に太郎君を限れば、身体以外のものは太郎君じゃない。人間だとそういう捉え方は分かりやすいけれど、動物だと生理的にいろんな状況が自分の生き様なので、むしろ対象としての事物を自分のF(           )として生きているのじゃないかな。その意味で猫は猫的事物の総体だというのは分かる気がします。

太郎:じゃあ、ライオンにとっては獲物のシマウマもライオンだということですか?ライオンとシマウマは別の動物でしょう。

花子:事物的には別だけれど、シマウマはライオンの空腹時のF(           )なのです。満腹時にはシマウマはぼんやりとしか見えていません。

太郎:シマウマとライオンの生理に現れたシマウマについての意識とは別ではないのですか。

花子:動物には意識と区別されたG(           )としての事物の意識は存在しません。

先生:ビーバーの前歯は大きくて鋭いでしょう。でもだからビーバーダムや水中家屋を作れると言えますか。そう言えるのは結果論です。ビーバーダムや水中家屋,ビーバーの歯等々のビーバー的諸事物の体系からビーバー的世界を説明するのが正しいのです。『存在と時間』のH(                 )やその中での用在の捉え方にB(          )論の影響は顕著です。

上の文章の@(    )からH(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。

蚤的事物   生理状態   世界・内・存在  ユクスキュル  フッサール  蚤的世界
 
客観的実在   環境世界    閉じられた世界
 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

 

 

 

            フッサールの現象学

                           現象学的還元

          何事も意識の姿に他ならぬ実在云々解釈如何や

           エドムント・フッサール
                エトムント・フッサール

太郎:フッサール(18591938)の@(      )は、20世紀の実存主義やフランス現代思想などの源流になっているらしいですね。フッサールの著作をちょっと覗いてみますと超難解なようですね。

先生:たしかにそうですね。それで私のフッサール解釈も、フッサールを最も分かりやすく解説してくれているA(         )の受け売りです。今構造構成主義で売り出し中の西條剛央さんのフッサール解釈もA(         )に依拠しているようです。フッサール研究の専門の教授にA(         )のフッサール解釈で問題ないのか伺いますと、概ねオッケーだということですから、これでいきましょう。A(         )の解説は実に明快ですから。だからみなさんもフッサールについて勉強する場合は、まずA(         )の『現象学入門』(NHKブックス)を読むことです。

花子:フッサールの@(      )は、イギリス経験論の「経験」の代わりに「現象」を置くのでしょう。「現象」とは「B(      )」のことですね。

先生:ええ、その通りです。彼は、「C(         )」をモットーにまずあくまで現象に即して事態を捉えます。つまり起こっている事象というのは、あくまでB(      )として生じています。B(      )の変化として世界は展開しているわけです。

太郎:薔薇の花が現れているとしますと、見えているのは色や形や匂いや感触としての薔薇ですから、B(      )に過ぎないわけですね。でもその背後にD(       )としての薔薇がなければ薔薇というB(      )も生じないでしょう。

先生:しかしそれはあくまでもE(  )ですね。薔薇というB(      )は、背後に薔薇という事物がなくても生じるかもしれないわけです。

花子:そりゃあ、バーチャル・リアリティのような装置があればね。あるいは見間違いもあるかもしれないけれど。それでも見間違えられたものはあるわけでしょう。たとえば薔薇だったら薔薇の花が咲き、薔薇の種が出来ます。その種を蒔けばまた薔薇の芽が出て、薔薇の花が咲くわけです。

先生:いかにもそういう体験のストーリーにそった夢を見ている可能性だってあるわけです。それでも薔薇が咲いているというB(      )を体験していることは確かですね。それがD(       )の薔薇かどうかはさておいて。

太郎:ではB(      )を理念で解釈する場合はどうでしょう。たとえば、ここに白地に赤い丸が中央にある長方形の布がありますと、日本の「国旗」の日の丸じゃないかと思いますね。

先生:白地に赤丸があるというB(      )は確かにあるわけですが、それを日の丸という国旗とみるのは解釈ですね。それは日本に関する歴史的な文化的な知識体系や理念でそう見ているわけです。頭からそう決めつけて見ていますと、かつてのテレビ番組『マジカル頭脳パワー』のように、それはとんでもない誤解だって場合もあるわけです。

花子:空にある太陽の絵かもしれないし、国旗かもしれない、あるいは弓矢の的かもしれないわけですね。

先生:そうなんです。我々はつい現象を形而上学的な理念や実在の概念で無理に説明しようとしてしまいます。こうしたつい陥りがちな「F(      )」を制止しなければならないというのです。フッサールはこれを古代ギリシアの懐疑論者G(   )の用語を援用してH(   )(判断停止)と呼びました。そうしますと世界は自分の意識の流れに還元されてしまいますね。つまりI(     )として現象を捉える場合は、そこで踏み止まれということですね。

太郎:世界はまずは自分の意識でしかないと捉えようというのですか?なんだか世界は自分だけみたいですね、

先生:世界に真に存在するのは自分だけだという捉え方を「J(   )」といいます。

花子:デカルトだって絶対確実な真理として哲学の第一原理に置いたのは「コギト・エルゴ・スム」つまり「考える我」でしたね。しかしデカルトの場合は、決して世界を否定するためではなくて、世界を肯定し、実在として捉えるために、すべてを疑ったのでしょう。

先生:考える我を第一原理に、そこから演繹したのだったら、神もD(       )としての事物も実際は意識の自己展開に過ぎなかったのじゃないかということです。

太郎:そういえば、カントはデカルトが延長的実体として認めた事物の世界を、反映説から構成説に認識論をひっくり返してB(      )にすぎないとしましたね。

先生:こういうようにすべてをいったんB(      )として捉え返すことを、フッサールは「K(       )」と言います。

上の文章の@(    )からK(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。


意識現象  現象学的還元  客観的実在 独我論  現象学  厳密な学 
ピュロン  事象そのものへ! 自然的態度  エポケー 竹田青嗣  推論
 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

I

 

J

 

K

 

 

              

 

                         ノエシス―ノエマ

             食べてみてリンゴの味はしたれどもそれがリンゴとかぎらぬものを

太郎:つまり意識現象として世界を展開するわけですね。そうするとこの携帯電話は事物ではなくなるわけですか?

花子:そうではなくて、事物を意識と別と思っていたけれど、意識と別の事物があるかないかは、擱いといて、意識現象として事物を捉えていきましょうということですね。

先生:まあ、そういうことでしょうね。そうしておいて、意識現象を@(     )―A(    )関係で捉えるのです。

太郎:えらく難しそうな言葉ですね。

先生:意識現象というのはバークリーによればB(     )でしたね。何色でどんな形で、質量はどれだけで、どんな場合にどんな動きをするかとか、それを伝えるのにいちいち説明していると面倒ですね。

花子:猫だったら猫という言葉で猫にまつわる諸感覚をまとめて「猫」という言葉に記号化するわけですね。

先生:そういうある感覚の束にC(     )を与えて、対象存在を構成する意識の働きを@(     )と言います。@(     )を日本語に訳すとすれば「意識の意味付与作用面」かあるいは単純に「D(    )」ですね。これは西田も普通日本語にせずに<@(     )>と表現しています。

太郎:認識論では反映論ではなく、構成説に立脚していますね。意識によって構成された事物がA(    )ですか。

先生:ただしその事物はあくまで意識によって構成されたB(     )にすぎないわけで、それが客観的実在を正確に反映しているかどうかはエポケーされている。A(    )もあくまで意識であって、意識のE(   )として捉えられます。同じ意識のD(     )が@(     )でE(   )がA(    )だということです。

花子:A(    )つまり意識のE(   )としての薔薇が、客観的事物の薔薇を言い当てているかどうか厳密には断言できないわけですね。

先生:しかし我々は日常生活においても科学的実験・観察においても、対象として構成されたA(    )を、客観的な事物の本質を言い当てたものとしてF(   )して行為するしかないのです。これをG(    )といいます。
 例えば果物屋でおいしそうなリンゴを見つけて買うとします。形や色、感触からノエシス的にリンゴという意味を与えて、A(    )としてのリンゴを手に入れます。手にしているのはA(    )としてのリンゴです。ひょっとしたらこれはリンゴと同じ感覚諸要素の統合としてリンゴもどきかもしれないし、バーチャル・リアルティとしてのリンゴかもしれないのです。

太郎:そんなに疑うなら食べてみればいいじゃないですか。リンゴと同じ味がすればそれはリンゴとしての事物だとわかる筈ですよ。

花子:しかしリンゴの味というのも感覚ですね。やはり意識に過ぎないわけですから、これが本当にリンゴという客観的事物なのかは、結局証明できませんね。

太郎:でも別に及第点のリンゴの味がすれば、それが客観的事物としてのリンゴであることを疑う必要は、全くないでしょう。どうしてそんな下らない議論をするのですか。A(    )と事物と区別しても仕方ないのじゃないですか。

先生:でもある感覚的諸要素の統合をリンゴと思い込んでいたのが、そのF(   )を裏切られて、リンゴもどきで健康に害が出る場合もあります。牛肉もどきにうさぎ肉がはいっていたり、ダンボールが混ざっている豚マンだって有り得るわけですね。その人はこういうのがリンゴだという@(     )を修正しなければならなくなります。だからA(    )と事物の区別は厳密な学としては必要なのです。

花子:このA(    )としてリンゴが客観的事物としてのリンゴかどうかという問題と並んで、「リンゴは健康によい」という思想がH(      )であるかどうかも、同様のことが言えますか。

先生:ええ、いえますね。「リンゴは健康に良い」という思想はビタミンCの効用などが知られ、F(   )を得られています。ですから「リンゴは健康に良い」と考えて食べていればよく、この考えは「リンゴは健康に良いという考え」として一種のA(    )として妥当するわけです。でも本当にH(      )として「リンゴは健康に良いのか」は、また別ですね。食べすぎれば駄目だし、最近のリンゴは農薬等の影響で健康に悪いのもあるかもしれないわけです。ですからこの「リンゴは健康に良いという考え」もA(    )にすぎないとして、H(      )とは区別しておくべきなのです。

上の文章の@(    )からH(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。


意味統一  信憑  客観的真理  ノエマ  感覚の束  本質直観  対象面  
ノエシス  作用面

 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

 

          

 

 

 

 

                         現象学とイデオロギー

 

          思想にも盛りの秋のありしかな我が青春の若きマルクス
 

 太郎:これは考え方や生き方についても成り立つ議論でしょうか。時代が変わりますと、支配的な考え方も変化しますね。戦前では@(     )な考え方でないと非国民とにらまれていたのが、敗戦後は反動として排斥され公職追放されたりしたわけですね。
 

先生:そうですね。それは極端な例ですが、特定の考え方や生き方を選択して,それで人生に充実を感じて生きていける間は,それで納得できるのですが,社会状況が変わって,その考え方や生き方では,常に見込み違いが生じて対応に苦慮したり,生活が極端に行き詰まったり,欲望を極端に抑圧しなければならなくなったりして不満が嵩じてくると,生き辛い考え方や生き方として次第に転向を迫られることになります。
 

花子:例えばA(    )は金に圧迫されていた宋の時代には亡国の危機に当たって欲望を慎み兵を強くして国難に当たるに相応しいイデオロギーでしたが,それを輸入した江戸時代の日本は天下泰平で,武士のB(     )に使われる窮屈な体制イデオロギーとして反発を招きましたね。
 

先生:それもいい例ですね。でも少なくとも武士には常に国難に当たる気構えを持たせないと武士が支配する名分がたたないので、幕藩体制のイデオロギーにはやはりA(   )が最適だったのです。
 

太郎:C(     )の時代といわれた20世紀には, 中頃まではD(               )と実存主義が人々の魂を奮い立たせましたね。しかしE(          )に象徴されるスチューデント・パワーが荒れ狂った後、70年代からは衰退し始め, F(         )はほとんど力を失っています。いわゆる政治革命による体制変革の可能性や積極性がなくなったと思われるからですね。


先生:こうしてフッサールは,人間がG
(        )の内部に止まりながら,客観的な実在的世界についての真・善・美やその他のH(        )やイデオロギー体系が構成される構造を説明し尽くそうとしたのです。 


上の文章の@(    )からH(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。

マルクス主義   価値判断  朱子学   戦争と革命  五月革命  軍国主義的   意識現象  精神修養   冷戦終焉後

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

                         

                   

 

 

 

 

                                      Aフロイトの精神分析理論 
 

 悲劇『オイディプス王』 
 

           父殺し母とまぐわい不義の子をつくりし運命(さだめ)も人の性(さが) かは
 

先生:では人間はフラストレーションや, 感情のしこりや軋轢を意味する@(     ) (complex) を抱えているんだが,なんとか社会的現実に適応しなければならないわけだ。この適応のメカニズムを解明した理論のひとつにA(    )(18561939)のB(     )(psychoanalysis) がある。花子さん聞いたこと有りましたか?
 

花子:父を殺して,母と結ばれたいという抑圧された潜在的衝動についてのC(                )のことを聞いたことがあります。
  ギリシア悲劇の代表作にソポクレスの『D(               )』があります。その主人公D(               )は生まれた時アポロン神殿の占いで, 将来父を殺して, 母とむすばれるだろうというのです。そこで父であるテーバイのE(          )は息子を殺して山に捨てるよう命じるのですが, 家来が殺さずに捨てたので拾われて育てられるのです。

 オイディプスは実子ではないという噂を気にしてF(         )に占ってもらうと, その返事はなく, 将来父を殺して, 母とむすばれるだろうというのです。そこで両親と居ては大変だと旅に出るんです。

  運命はそれを避けようとする行為をも利用して貫くんですね。オイディプスは三叉路で出会った父といさかいになり, 殺してしまいます。そしてテーバイを呪ったG(              )を解き, テーバイを疫病の危機から救い, ライオスの未亡人, 実はオイディプスのH(              )と結ばれてテーバイの王になり,子供まで作ってしまうのです。ところが十数年後テーバイに疫病がはやり, その原因を追求すると結局, 恐ろしいI(                )の罪をそれと知らずに犯していたことが分かるのです。D(               )は開いていても肝心な自分自身のことを何も見ることが出来なかった自分の両目をナイフで抉って, 盲目になり, 自らを追放しました。


先生:チョット,ストップ。彼に見えるものは「J
(                 )」だけだよ。それは運命に気高く立ち向かう自我の自覚を意味するんだ。オイディプスは「汝自身を知れ」とうアポロンの啓示に応えて,内面の闇としての自己を,神々さえ踏み込めない聖なるものとして捉え返したんだ。続きをどうぞ。
 

花子:この悲劇からフロイトは, 父を殺し,母と結ばれたいという欲求は潜在的にはすべての人が持っている抑圧された衝動じゃないかと考えて,
「C(            )」と名付けたのです。
 

先生:(パチ,パチ,パチ) いやぁ素晴らしい報告ですね。助かりましたよ。
 

太郎:そのスフィクスの謎々ってなんだ?
 

先生:その話をすると長くなるから,希望者には先生の書いた「ギリシア人の人間論」(『月刊 状況と主体』に掲載)という論文を参照して我慢して頂戴。ところでどうしてだれもがそんな恐ろしい願望を密かに抱いていると分かったんだろう。 


太郎:ひょっとしてK
(       )をかけて聞き出したんじゃない。 

上の文章の@(    )からK(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。

母イヨカステ  フロイト  魔女スフィンクスの謎々  父殺し母子相姦 コンプレックス  催眠術  ライオス王  オイディプス王  アポロン神殿    エディプス・コンプレックス  精神分析学  オイディプスの闇 
 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

   

F

 

G

 

H

 

I

 

J

 

K

 
                   

 

 

 

 

 

 

 

 

               催眠療法のヒステリー分析


                    ほのかなるタバコの匂いただよへば何故に倒れむ秘めし想ひに
 

先生:催眠療法というのは,@(     )の原因を分析するのに使うんだ。

@(     )は欲求が阻止されたり,葛藤や不安・恐怖,強い劣等感,強いA(    )が原因で起こるんだ。神経衰弱, B(     ),不安神経症,強迫神経症, の4つに分類される。
 

太郎:しょうむないことでも,すぐ頭に血が昇ってキーキー叫んでる女性のことを,よくB(     )女って言いますね。これは差別語だから使ってはいけませんが。


先生:B(     )というのは心理的葛藤が原因で
, 肉体的欠陥がないのに感覚異常, 頭痛, 失声,痙攣, 強直などが起こり, 精神面の症状としては健忘・昏迷・痴呆などを示すんだ。そして症状が急にでるのをB(     )発作というんだ。

 またB(     )性格というのは,すぐ病的な興奮を示し, 感情をコントロールできず, 激しく泣いたり, 怒ったりする性格のことなんだ。B(     )症状で煙草の匂いをかいだだけで失神する女性がいて, 催眠療法で原因を追求したところ, 姉の夫に横恋慕をしていたんだな。でもそれは罪深いことだからと思って, 恋しい思いを無理やりC(   )していたんだ。それでD(        )に煙草の匂いがするだけで,義を連想すまいとして失神してしまったんだな。

  こうして精神分析をしているとB(     )症状の原因が, いずれも性的衝動のエネルギーつまりE(          )の抑制によるものであることが分かったんだ。それでE(         )の形成には性的衝動の抑制によって生じたA(    )が核になっているとしたんだ。 
 
上の文章の@(    )からE(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。
 

  無意識(unconscious)     抑圧   ヒステリー(Hysterie)    心的外傷(トラウマtrauma)
ノイローゼ(Neurosis神経症)   リビドー(libido)
 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

 

 

 

 

エディプス・コンプレックス 
 

                 ちんちんをいじくる楽しみやめにしな馬にかみつきちょんぎられるぞ
 

太郎:それで@(               )はどうなったの。女性のA(    )からはわからないでしょう?

先生:それはB(     )症になった5歳のハンス坊やのA(    )から発見したんだ。三歳頃から彼はおチンチンに興味をもちよくいじくるようになってママに,そんなにいじくるとちょん切るわよって,叱られていたんだ。その時は平気だったんだが,4歳の時に妹が生まれ,ママを独占できなくなったし,ママと一緒に寝れなくなった。ママはパパと寝ているんだ。それにおチンチンをいじるとパパにちょん切ってもらうと脅されたんだ。パパはよく馬に乗っていたので,パパと馬がC(   )され,ママを奪うパパ,去勢するパパそして噛みつく馬,それらがC(   )され恐怖の対象になったんだ。それは裏返せば,馬がパパと一緒に倒れればいいと思うことにもなる。
 

 フロイトはハンス坊やの精神分析をしながら,自分自身の幼児期を思い出して自分の父との関係を精神分析すると同じ様なことが発見された,そこでD(               )の潜在的な衝動が,だれもが克服しなければならない普遍的なコンプレックスだと分かって,@(               )と命名したんだ。

花子:幼児の時はそういう性欲が強く現れるのに,E(            )までは潜行しますね。それはどうしてですか?


先生:だって乳児・幼児は母親とのスキンシップを十分に受けて育つだろ。だから授乳期にはF(    )といって吸う快感に性的満足を求めるんだ。次は離乳してから排便を自分でするようになると,肛門の排泄感覚に快感を覚え,自分が生産する便に執着するG(   )になる。次はH(    )(おチンチン期)だ。ところでそれぞれの時期にちゃんと性的満足を得られずに,外圧などで感情のしこりが残り心的外傷(トラウマ)になって,残ってしまうと成長してから,性行動などに異常が生じたり,精神病の原因になることがあるんだ。 さて児童期になるとI
(             )するのは,父が母を性的に独占することに対抗することができない上,J(           )を与えられるので,K(             )して,児童同士の遊び友達の関係に意識を転移するようになるからだ。 

上の文章の@(    )からK(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。

馬恐怖    同一視   エディプス・コンプレックス   口唇期    性欲が潜行   肛門期   第二性徴期    性欲を昇華   ファルス期   催眠療法   去勢恐怖     父殺し,母子相姦
 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

I

 

J

 

K

 
                 

 

 

 

 

 

 

 

 

エス、エゴ、スーパー・エゴ
 

             快楽に身を任せればリスクあり忘るるなかれ現実原則

 

太郎:ところでテキストなどで,@(  ),A(  ),B(      )などが出ていますが,それらの意味と関連が分かりにくいんですが?
 

先生:@(  )(es) は英語のitにあたるドイツ語なんだ。ラテン語ではイド(id)だ。精神の奥底にある本能的なエネルギーの源泉のことをいうんだ。@(  )は放っておけば本能のままにやりたいことを何でもやろうとするんだ。これが@(  )はC(   )に従うという意味だ。でも甘いものが好きだからって饅頭を食いすぎると, 太りすぎや糖尿病が心配だ。酒好きが過ぎると肝臓を酷使し,傷めてしまう。だから自我(エゴego)はD(     )の許容する範囲内に@(  )を抑制しなければならないんだ。
 

花子:A(  )は一体どうして形成されるんですか?
 

先生:A(  )は自分の基準だから, 始めからあったわけじゃないんだ。A(  )を抑制していく中で次第に各人のA(  )が形成されていくんだ。@(  )を抑制するのがB(      )(超自我) なんだ。B(      )は良心にあたると考えていいんだ。それは幼少期のしつけや罰によって心の中に組み込まれた社会規範と道徳意識なんだ。こうして@(  )とB(      )が葛藤しているんだ。


太郎:@(  )が全く蹂躪されてしまえば,E
(               )が溜まっておかしくなっちゃうし,かといってB(      )に従わないと家庭や社会に適応できない。F(            )を繰り返すうちに,両者を適当に調整する基準ができてくるんですね。それが自動的に制御するようになるんでしょう?
 

先生:そうだ。この自動制御する働きがA(  )なんだ。

太郎:あの,A(  )というのは魂みたいなもので,先天的に備わっているものじゃあないんですか?


花子:それではG(     )じゃないの。フロイトはそういう迷信とは係わらないで,あくまで種族のH(     )として科学的に解明したのよ。
 

上の文章の@(    )からH(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。

エゴ  輪廻転生説  現実原則  トライアンドエラー  身体の生理   スーパー・エゴ   フラストレーション  エス  快楽原則

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

 

 

 

 

 

 

 

              B自我防衛機制 
 

         好きだよとその一言がこわいからつい口に出るブタだブスだと
 

              抑圧 
 

先生:自我(エゴ)は自分の安定を保つために,@(  )とA(       )の葛藤をB(     )に調整しているんだ。そういう心の操作をC(        )と呼んでいる。まず意識すると都合が悪くなる欲求をB(     )のうちに押さえつけて,考えないようにする働きだ。D(    )repression) だな。 
                     

太郎:太り過ぎが気になっている人が、食事がなかなか食べれなくなると言うことがあるらしいね。花子さんも経験があるでしょう。これも食欲が痩せたいという欲望によってB(    )の内にD(    )されている例ですね。
 

花子:あら、失礼ね。私の体重は標準の範囲内よ。少し太めの方が健康的で魅力的なのよ。
 

先生:そうそう、太郎君は花子さんのことを魅力的だと心の底では思っているのだけれど、その気持ちが表面に出るのが怖いので、つい素敵だって言うのをD(    )して、つい、ブタだのブズだのって言ってしまうんだ。
 

太郎:先生、酷いな。いつブダだとかブスだとか言いました? 

                                            
  反動形成
 

先生:抑圧された欲求とは反対の行動や態度をとる場合があるだろ。それをE(       )や逆形成というんだ。

 

太郎:例えば,本当は男好きなんだけど,振られたりするの嫌だから,男なんか嫌いっていう素振りをしてしまう女ていますよね。そういうのもE(       )ですね。

 

花子:本当は臆病なんだけど,怖いって意識を表面化させるのが怖いから,B(     )に大胆な行動を取ってみせてしまう。人見知りの強い人間嫌いの性格の人が逆に女優なったりして。

 

太郎:高所恐怖症の人がスカイダイビングしたりして。

 

先生:ただしC(         )はB(     )に働く場合に言われるんだ。自覚的に欠点を直そうとする場合は含まない。 
 

上の文章の@(    )からE(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。


抑圧  無意識  スーパー・エゴ  反動形成  自我防衛機制   エス
 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

 

 

 

 

 

               合理化
 

          うまそうに熟れたぶどうが実ってるでも届かないすっぱいぷとうよ
 

先生:欲求が実現できなかった場合に,なんとか理屈をつけて正当化するのを@(  )(rationalization)というんだ。代表例を覚えておこう。
まず「A(       )」だ。きつねがね,熟れた甘そうなぶどうを見つけて取ろうとしたんだが
, どうしても取れない, あきらめる為に負け惜しみで, 「あれはA(       )だ。」って言ったんだ。次は「B(     )」だ。すっぱいレモンが嫌いな人がどうしても食べないといけない羽目になって「これはB(     )だ。」と言って食べたって例もあるね。


花子:大阪の人が,本当は東京の大学へ行きたかったのに,九州の大学へ行く場合に,四柱推命で占ったら東は鬼門だったなんていいわけしてしまうのもそうね。


太郎:弟子にサリンを撒かして人を殺さしておいて,その弟子が良心の呵責で苦しんでいるのを見て,麻原彰晃は「シヴァ神にポアされてよかったね。」とあっさり慰めたけど,あれも@(    )でしょう?


先生:罪を犯したくないという欲求が実現できなかったんだが,麻原はそれを@(    )合理化して罪でないことにしているわけだ。被害者はもしもポアされなかったら,今後も罪業を重ねていたわけで,それをオウム真理教に係わることでより高い魂のレベルに行けたのだから、感謝されて当然だという考えなんだ。ただしわざと屁理屈で@(     )している場合は含まない。本気で真理と思い込んでいるのなら、無意識の働きとしての「@(     )」だな。
 
 

上の文章の@(    )からB(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。


すっぱいぶどう
     合理化      甘いレモン
 

@

 

A

 

B

 

 

 

 

             同一視(摂取と投射) 
 

               アイドルがうますぎるのは燃えられぬライトを浴びしいまひとりの吾
 

先生:人間は何かつながりが少しでもあると,自分とその人を@(  )することがよくある。
 

花子:アメリカに留学していた学生が銃の犠牲になるとアメリカ人に日本人が撃たれたと受け止められますね。自分も含めて被害者と感じますものね。


太郎:野茂がトルネード投法で大リーガーをバッタ,バッタと三振にすると,別に自分とはなんの関係もないのに痛快になりますよね。


花子:よく家族の学歴や成績をしょっちゅう口に出して自慢してしまう人っていますね。自分のことは棚に上げて。自分には無いものを自分と@(   )する(
identify) 家族や友人などに認めて,自分はその家族であるとか,友人であるとかで,自分までそうであるかに人の長所や特権を自分に取り込もうとするの。


先生:そういう取り込みをA(   )(
ingestion)というんだよ。心理的にB(     )をしているんだ。C(    )が自分たちのD(      )に夢中になって,舞台の上でスポット・ライトを浴びて輝いているD(      )に陶酔し,一体感を感じているばあいがあるだろ。あれも@(   )(identification) なんだ。D(      )は偶像という意味なんだ。つまり本物の歌手じゃない。歌手のまがい者なんだな。だから歌唱力はたいしてない。別に普通の子なんだ。でもみんなに持て囃されると舞い上がってすっかりスター気分なんだ。C(    )にとってD(      )は,いつでも自分と取り替えられそうなもう一人の自分なんだな。そういう@(   )があるからあんなに夢中に成れるんだよ。


太郎:反対に自分の欠陥を他人も持っている時,それが自分の欠点だと意識するのが惨めになるので,その人の欠陥を笑いものにしたり,非難したりします。


花子:それってE
(             )ね。どんくさいとか,きたないとかぶりっ子とか,幼稚とか,臭うとかいろんなこと言ってね,シカトしたりいじめたりするんだけど,そういうのだれでも持ってる性格じゃない。そんなにいつもピシッと決められないし,あんまりちゃんとしてたら、それこそ憎たらしいでしょう。だから人を非難することで自分の欠点を自分自身から隠すのよ。


先生:それはF
(         )に当たるね。自分の欠点を他人にG(      )projection) して,自分の欠点じゃないように意識しようとするのだから。 

上の文章の@(    )からG(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。

アイドル    自我拡大   いじめの構造   同一視   投射   自我縮小   ミーハー   摂取
 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

 

 

 

 

 

 

 

逃避 
 

現実と向き合ってれば壊れそうおなか痛いし今日は寝てよう


先生:欲望が充たされないときに,直面する問題を回避することで自分が傷つくことから逃れようとする働きを@(   )(
escape) と呼ぶんだ。授業を受けていると息苦しくなって,パチンコに@(   )してたら, 成績は下がる一方だね。
 

花子:『赤毛のアン』では, グリーン・ゲーブルズに来るまでのアンは, いつも空想の世界に@(   )していたわ。どんなに厳しい現実に直面していても,夢の中ではいくらでも素晴らしい世界を生きることができるんだもの。
 

太郎:うちの親父なんかさ,自分がリストラで会社で危ない状況にあるのに,地域の環境問題の市民運動で駆け回っているんだ,これも@(   )の一種でしょ。
 

先生:アンは・空想への@(   ),石川啄木はA(    )の中で空想的に欲望を満足させていたそうだ。太郎パパの場合は・現実への@(   )だ。もうひとつ重要なのがあるんだ。
 

花子:病気への@(   )でしょう。不登校児童は,朝学校へ行きたくないものだから,本当におなかが痛くなっちゃうのよ。

先生:・リストラで仕事がなくなったりすると,よくB(        )になって動けなくなったり,胃腸障害を起こして,十二指腸潰瘍,胃潰瘍,胃ガンなどになる場合が多いね。もちろん落ち込んでC(    )になったりする。
 

退行
 

もういやだみじめな思いするよりは母にあやされ遊んでいたい

 

先生:弟や妹が生まれると,お母さんはつい赤ちゃんに手を取られて,上の子にあまり構ってやれなくなる。そうすると上の子は,欲求不満になってしまう。そこで上の子は赤ちゃん帰りをして,構ってもらいたいという欲求を充たそうとする,これをD(      )regression) と呼んでいる。


太郎:大の大人がそれも中年男性が
, D(      )したがって, よだれかけをしておむつをかえてもらって喜ぶ風俗営業があるって聞いたことがありますよ。  


先生:意識的にD
(      )しているのだから、無意識の働きとしてのE(             )には入れられないけれど、心情的には共通している。上司からはガミガミガミ言われ, 下かからも突き上げられて板挟みで大変なんだ。だから幼児かえりして甘えてみたい欲求が強いんだな。 


上の文章の@(    )からE(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。


白昼夢  自律神経失調症  退行   躁鬱病(そううつびょう) 逃避  自我防衛機制

 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

 

 

 

 

 

代償(補償と昇華) 
 

満たされぬ思いに自慰にふけるよりみなぎる力クリエーションに
 

先生:ある欲求の対象を獲得できなかったら,無意識のうちに他の対象に置き換えられて,それで満足を得ようとするのを@(   )というんだ。代用品の方が価値が低い場合をA(    )と呼び,高い場合をB(    )と呼ぶんだ。


 

花子:子供が出来ないで淋しい主婦が猫を飼って,猫可愛がりをするのがA(    )ですね。恵まれない子の為にいろんな奉仕のボランティア活動をするのがB(    )ですね。
 

太郎:恋人ではプラトニックな純愛を求められて,性的欲求を満足させられないから,風俗にでかけるか,自慰行為で我慢するのがA(    )で,性的エネルギーをスポーツやクラブ活動に転換して文化創造をするのがB(    )です。
 

先生:フロイトによるとC(   )というものは生得的に備わっている衝動の原動力となる性本能エネルギーであるD(    )を抑圧することで,そのエネルギーをより美しい,より役に立つもの,より尊いものを創造するエネルギーに転換して,その結果生み出された成果だいうことになる。 

 

上の文章の@(    )からD(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。
昇華(sublimation  リビドー  代償(compensation)  文化  補償(compensation)

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

 

 

 

 

 

 

 

Cフロイトとユンク 

 

人はみな心の底に聖人の生首求めるサロメ抱くや

 

先生:フロイト(18561938) , @(   )の異常な性体験とA(     )に還元して心の病を診断できると考えていたんだ。でもB(           )(1875 1961) は,主にC(            )に神経症の原因を求めたんだ。@(   )にD(    )がなければ現在どんなに危機的状況になっても, 重い精神病にかからないとするフロイトの考え方は,やはり納得がいかないね。
 フロイトは家族関係が個体の精神形成に及ぼす影響から精神病を解き明かすんだ。だから意識もD(    )もあくまで身体的な個体の意識として捉えている。だから生理的唯物論なんだな。

 

D(    )についてなんだが,B(    )はE(                  )いう仮説を立てる。人類共通あるいは民族共通のF(               )と呼ばれる意識が遺伝しているというんだ。瞑想やG(      )で共有しているイメージを探るんだが,H(       )とかI(      )を誘惑して,誘惑できなかったらその首を要求するJ(               )とか,頼りになるけど,厳しく子供を躾けるので少し怖いK(            )とか,あくまで優しく包むL(            )とか,暗いトンネルのイメージとか,曼陀羅のイメージとかそういうF(                 )は遺伝しているというんだな。

 

太郎:意識の遺伝はあり得るんですか。例えば言語能力なんか考えますと,日本人でも外国で生まれ育ちますとその国の言葉を覚えるでしょう。その国の人と同じように。言語能力は遺伝しても,言葉自体は遺伝しないでしょう。

 

花子:でも生まれつきは果たして白紙かしら,M(            )について動物実験で,ある程度確かめられたと思うけど。飢饉・地震・洪水・戦争などの原体験も,ある程度イメージとして遺伝しているかもしれないじゃないの。

 

先生:ただユンクはそういう議論を通して,瞑想の中で物質世界とは異次元のN(        )の存在を信じるようになった。そこでの共通の意識という捉え方がある。それでオカルト的な傾向も帯びてきたようだな。彼は性格分析では内向型と外向型を使ったんだ。 

 

 上の文章の@(    )からN(     )にあてはまる適語を下の語群から選んで記述しなさい。

現在の精神的葛藤  無意識  アーキ・タイプ(元型) トラウマ  集団的無意識  老賢人 連想法  母性の元型   精神世界   聖者  家族関係  サロメ型の女  記憶の遺伝  父性の元型  カール・グスタフ・ユング 幼児期

 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

I

 

J

 

K

 

L

 

M

 

N

 
               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1ユクスキュル環境世界論
 

@

 ユクスキュル

A

 フッサール

B

 環境世界

C

 閉じられた世界

D

 蚤的事物

E

 蚤的世界

F

 生理状態

G

 客観的実在

H

 世界・内・存在


 

 

 

 

 

フッサールの現象学
 現象学的還元
 

@

 現象学

A

 竹田青嗣

B

 意識現象

C

 事象そのものへ!

D

客観的実在

E

 推論

F

 自然的態度

G

 ピュロン

H

 エポケー

I

 厳密な学

J

 独我論

K

 現象学的還元


 

 

 

 

 

 

ノエシス―ノエマ
 

@

ノエシス

A

 ノエマ

B

 感覚の束

C

 意味統一

D

 作用面

E

 対象面

F

 信憑 

G

 本質直観

H

 客観的真理


 

 

 

 

 

現象学とイデオロギー
 

@

軍国主義的 

A

 朱子学

B

 精神修養

C

 戦争と革命

D

 マルクス主義

E

 五月革命

F

 冷戦終焉後

G

 意識現象

H

 価値判断



 

 

 

 

Aフロイトの精神分析理論 
 悲劇『オイディプス王』

 

@

 コンプレックス

A

 フロイト

B

 精神分析学

C

 エディプス・コンプレックス

D

オイディプス王 

E

 ライオス王

 

F

 アポロン神殿

G

 魔女スフィンクスの謎々

H

 母イヨカステ

I

父殺し母子相姦

J

オイディプスの闇

K

催眠術

 

 

 

 

 

 

 

催眠療法のヒステリー分析
 

@

 ノイローゼ

A

 心的外傷

B

 ヒステリー

C

 抑圧

D

 無意識

E

 リビドー


 

 

 

エディプス・コンプレックス 
 

@

 エディプス・コンプレックス

A

 催眠療法

B

 馬恐怖

C

 同一視

D

 父殺し,母子相姦

E

 第二性徴期

F

 口唇期

G

 肛門期

H

 ファルス期

I

性欲が潜行

J

去勢恐怖

K

性欲を昇華


 

 

 

 

 

 

エス、エゴ、スーパー・エゴ
 

@

 エス

A

 エゴ

B

 スーパー・エゴ

C

 快楽原則

D

 現実原則

E

 フラストレーション

F

 トライアンドエラー

G

 輪廻転生説

H

 身体の生理


 

 

 

 

 

B自我防衛機制
抑圧  反動形成
 

@

 エス

A

 スーパー・エゴ

B

 無意識 

C

 自我防衛機制

D

 抑圧

E

 反動形成 


 

 

 

合理化
 

@

 合理化

A

 すっぱいぶどう

B

 甘いレモン


 

 

同一視(摂取と投射)
 

@

 同一視

A

 摂取

B

 自我拡大

C

 ミーハー

D

 アイドル

E

 投射

F

 自我縮小

G

 投射

 


 

 

 

 

 

逃避 退行
 

@

 逃避

A

白昼夢 

B

 自律神経失調症

C

 躁鬱病

D

 退行

E

 自我防衛機制


 

 

 

代償(補償と昇華)
 
 

@

 代償

A

 補償

B

 昇華

C

 文化

D

 リビドー

 

 


 

 

 

Cフロイトとユンク 
 

@

幼児期 

A

 家族関係

B

 カール・グスタフ・ユング

C

 現在の精神的葛藤

D

 トラウマ

E

集団的無意識  

F

アーキ・タイプ 

G

 連想法

H

 老賢人

I

 聖者

J

 サロメ型の女 

K

 父性の元型

L

母性の元型

M

記憶の遺伝

N

精神世界


 

 

 

 

 

 

 

 

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